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日本殺陣道協会
時代劇の見せ場といえば殺陣(たて)。子供時代にちゃんばらごっこをした覚えのある人もいるのでは?
日本の殺陣という文化を一度真面目に学んでみてはどうでしょうか。

座頭市の評判

座頭市は日本で代表的な時代劇のひとつです。勝新太郎さんが演じた最初の座頭市シリーズはもちろん、北野監督が総指揮、主演を務めた映画でも、日本国内だけでなく海外から高い評価を受けています。

北野監督の座頭市はベネチア映画祭で銀獅子賞を受賞しています。日本の時代劇にタップを盛り込むという斬新なスタイルが海外でも高い評価を受けています。
また、北野監督は殺陣にも力を入れていますが、シリアスな場面であえてコメディを盛り込むことで、北野監督らしい演出となっています。

勝新太郎さんの座頭市をイメージした人には、北野監督の座頭市はまったく別の作品にうつったことでしょう。しかし、勝新太郎さんの座頭市を知らない世代にとっては、北野監督の座頭市が受け入れられました。

そうした理由から、北野監督の座頭市は、日本国内でも評価が分かれていますが、比較的好意的に受け入れられていると感じます。

日本の映画で海外から高い評価を受けている作品というのはこれまで時代劇作品が多かったように思います。
「世界の黒澤」と評価される黒澤明監督の作品も多くが時代劇だったことから、座頭市の評価が高くなったのもその下地があったからかもしれません。