映画館で気をつけたい鑑賞マナー

まず、映画館で絶対にやってはいけないことがあります。それは、盗撮です。盗撮に関してはマナー違反というよりも犯罪行為ですので、どんな事情があったとしても決してやってはいけません。例え盗撮する気がなくとも、撮影機器の持ち込みも紛らわしいのでやめましょう。録音機器も控えたほうが良いです。

上映中のスマホ使用は多くの人が嫌う行為です。上映を開始すると照明が落とされるため、使用している限り光り続けるスマホは迷惑そのもの。映画にさっぱり集中できなかった……なんて、嘆く声をよく耳にします。どうしても使用しなければならない場合は、退出するようにしましょう。

もしかしたらスマホ使用以上に嫌われているかもしれない行為があります。上映中のお喋りです。本人たちは映画に合わせて楽しくお喋りしていても、周りはその喋り声に気を取られ、映画を楽しむことができません。喋り声というのは大きくても小さくても、自分が思うよりも周りに響いているものです。映画館は映画を楽しむところ。お喋りは上映が終わってからにしましょう。

他店からの飲食物の持ち込みは多くの映画館で禁止されています。ところが、鞄などに隠してこっそり持ち込んでいる人も。そもそも映画館の決めたルールを破ってしまっているので、マナー以前の問題です。やめましょう。ビニール袋で持ち込んで上映中にガサガサ音を立てるなんて、もってのほかです。

座席の蹴り上げも嫌われる行為。足を組み替えたり、体勢を変えたりするときに偶然当たってしまう場合もありますが、なるべく前の座席に触れないように気をつけましょう。物語に入り込んでいたのに、急に現実に引き戻されたようで苛ついたという人は結構多く、中にはそのままトラブルに発展してしまうケースも。

見知らぬ誰かと隣同士になり、同じ映画をともに見て、盛り上がったり涙を流したりするのは、映画館での鑑賞の醍醐味のひとつ。しかし、マナーに反する行為は望まぬトラブルを呼び込みます。人に迷惑をかけないよう、気持ち良く映画を鑑賞するためのマナーを身につけたいですね。